米は、日本をはじめとする多くの国で主食として食べられている穀物である。

だが、米には、そのまま炊いて主食とする以外にも多くの利用法がある。タイ料理のパッタイもその一つである。

パッタイは米を原料とする麺を卵、豆腐、エビや赤唐辛子などと一緒に炒めた料理である。

この料理は、第二次世界大戦真っ只中の1940年代、戦乱と洪水によって米不足に陥ったタイで生まれた。米をそのまま食べるのではなく麺へと加工して食べることで、米の消費量を抑えようとするねらいがあった。当時のタイ首相は、国民にライスヌードルを食べることを推奨し、国民の愛国心を煽るべく国民食コンテストを開催した。このコンテストで優勝した料理が、パッタイの原形とも言われている。

米でつくる夢

ライスドリームは、アメリカが開発した健康飲料。なんかヤバそうな名前だけど健康飲料。別に夢や幻覚の類を見るとかいう作用はない。有機玄米が主原料で脂質ほぼゼロ、砂糖も使われていないし乳製品でもない。そのため、アレルギーを持つ人や肥満に悩む人、ベジタリアンの人などに夢を与えている。アメリカが製造方法の特許を持っているため日本で模倣品を作ることはできない。ライスドリームそのものを日本で買おうと思うとなかなか難しいが、類似品がコストコで手に入る。コストコで夢(類似品)を手に入れよう。

ふんわり名人

古来より米と親しんできた日本には、米を使った加工品があふれている。

もち米をついて作る餅、せんべい・あられ・おかきなどの米菓、もちもちした食感の米粉パン、日本酒などなど、枚挙に暇がない。

その中でも、米加工品の風雲児とも呼べるのが「ふんわり名人」だろう。

ふんわり名人とは、越後製菓から発売されている米菓。2005年に発売された「ふんわり名人 きなこ餅」に端を発し、その後も次々とシリーズ商品が発売されている。ラインナップとしては「きなこ餅」「チーズもち」「みたらし団子味」「ごまだれ餅」などがある。

ふんわり名人の魅力は何といってもその食感。「ふんわり」という名前のとおり、口に入れた瞬間ふんわりと溶けてしまう柔らかさに夢中になってしまう人も多い。ふんわり名人は1袋に小分けのパックが6袋入っていて、一気に食べきらなくても残りを湿気らせることなく保存できる。しかし、小分けパック1袋だけ食べるつもりで開けたのに、一口食べた瞬間から意識が飛び、気が付いたら6袋すべてひとりで食べきっていた…という声が後を絶たない。おそらく、あのきなこ味の粉にはなにか人を狂わせる成分が配合されており、それが雲のように柔らかい食感と相まって一種のトランス状態を作り出すものと思われる。つまりふんわり名人は実質、ライスドリームである。

炊いてよし、麺にしてよし、菓子にしてよし。

まさしく米は、人類に夢を与える希望の食べ物だといえるだろう。

【アクセス】

「Thai Foods&Bar マイペンライ」

住所：愛知県名古屋市中区中区錦２丁目１７ 錦２丁目１７−２８ ＣＫ１５伏見ビル １F

HP：http://mai-pen-rai.jp/

電話：052-201-0400

営業時間：11時30分～14時00分 17時00分～23時30分