緑は、人間が人間らしい暮らしをするのに不可欠なものだと思う。
鉢植えと名の付くもの全てひと月経たずにダメにする、そんな典型的ダメ人間が何を言うかと問われればそれまで(私の命が)なのだが。
植物をダメにする以前に自分の生命活動の保全すら危うい私のような人間は、日本国憲法第25条の「健康で文化的な最低限度の生活」に違反することになりかねない。では憲法違反の大罪人にならないためにどうしたらいいだろうか。
健康で文化的な最低限度の生活のために
なくても困らない、でもあると心が豊かになる気がするものの代表格。それがインテリアとしての植物だ。そんな植物が部屋にひとつでもあれば、KBSpt(健康で文化的な最低限度の生活ポイント)が一気に300ptくらい加算される。つまり部屋に緑を導入することが、手っ取り早く憲法をクリアする一番の近道なのだ。
先ほどから申し上げているように、私は植物と「食べ合わせ」ならぬ「生き合わせ」が最悪な部類の人間だ。そんな植物の天敵ともいえる私でも、そこそこ命を長らえさせてやれそうな植物をいくつか紹介しようと思う。
まずは、おなじみかつ最強のサボテン。乾燥に強く、寒さにもある程度耐える。百均などでも手に入れることができ、なおかつ品種も多い。
挿し木で簡単に増やせるポトス。日が入りにくい部屋でも育てることができる。つる性の植物で、葉にある独特な白い模様も合わさってインスタ映えバッチリ。
ラストは、熱帯を原産地とするガジュマル。葉を一枚残らずもぎり散らかしても、数週間後にはまたわさわさと生えてくるという抜群の生命力を持つ。水やりは土が乾いたらやる、というざっくりした感じなので育てやすい。もらった花に水をあげすぎたあげく、三日と保たず枯らしてしまうタイプのガーデニング下手くそ芸人でも安心だ。
生き合わせが悪いので
などと並べてはみたが、私のような気合の入ったダメ人間が観葉植物などを育てたところで、買って二日もたたないうちに鉢植えの存在自体を忘れるのが目に見えている。もしくは、同居しているお猫様にムシャムシャやられるのが関の山だろう。いくら育てやすい植物を導入したとしても、存在自体を私が忘れてしまってはその植物は乾きと飢えで苦しみながら枯れる。それに、お猫様と別居するくらいなら私は迷わず死を選ぶ。大事なことだからもう一度言うが、猫と離れるくらいなら私は死ぬ。
そんなどうにもならない私のような鉢植えデストロイヤーには、部屋でなく自分自身に直接緑を取り込むのがおすすめだ。例えば吉野家でベジ丼を食べるとか。
吉野家で野菜オンリーの丼を食べるというのは、相当意識が高いかトチ狂っているかのどちらかなのではないか?なんて考えたら負けだ。
これは、KBS(健康で文化的な最低限度の生活)を守るための聖戦なのだ。
【アクセス】
「吉野家 伏見通錦店」
住所:愛知県名古屋市中区錦2丁目9−23
HP:https://www.yoshinoya.com/
電話:052-209-5321
営業時間:24時間営業
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